競書「玄和」について
昭和42年11月26日学芸書道会報第1号を発刊して今日52号までに育ててまいりました。
当初の内容を見ますに6支部約500名程の会員で発足し、現在では本部直結支部だけでも埼玉県を中心に、東京・千葉・神奈川・群馬・栃木・新潟・山県・宮城・広島・石川県と和の輪が大きく広がり約61支部が誕生し、これらが今日中心となって学芸書道会の運営に当ってまいりました。
会員数も現今では約3,500名、年4回程の会報で全国各地区のパイプ役を努めてまいりましたが何かと研究発表に事欠く次第、中央はもとより地方からの雑誌発刊の希望も多く会員からの積極的働きも重なって、本日ここに念願でもあった競書誌を発刊することにいたしました。
今年11月に入って創玄書道会会長・日展常務理事金子鷗亭先生より特に会の将来を深く厚い輪の和を持った会にと、創玄の玄と、輪の和を採って「玄和」と命名下さいました。
「玄」は字義に黒(青黒い色)書の持つ無限に広がる白の中の黒色を意味し、さらに天の色・輝きと記されております。
「和」は字義にやわらぐ、平和・おだやかとあり、平和にして温和・和会の意とされ、「玄和」とは心は玄同にしてお互い平等の精神から大きな輪に和を結び団結し、共に古典を中心とした新しい書の道程に白の中の黒を求め、更に自己の美を求め、生命力・性情・気品を深めた現代書の本道を玄和の心意といたしました。
私とてまだまだ未熟者でございますが、今後は出来得る限り中央の洗練された栄養素を吸収し、本部から地方へと太いパイプを通じ、本当の初学者から専門家まで学べる最良の誌といたしたく、編集部員共々頑張ってまいりたいと存じております。
新しい書誌「玄和」に何卒御協賛下さい。会員皆さんの研筆の誌であるよう努力いたします。昭和54年2月創刊で出発いたしますが何卒深い御理解と御批正御協力を賜りますよう切に御願い申し上げます。
当初の内容を見ますに6支部約500名程の会員で発足し、現在では本部直結支部だけでも埼玉県を中心に、東京・千葉・神奈川・群馬・栃木・新潟・山県・宮城・広島・石川県と和の輪が大きく広がり約61支部が誕生し、これらが今日中心となって学芸書道会の運営に当ってまいりました。
会員数も現今では約3,500名、年4回程の会報で全国各地区のパイプ役を努めてまいりましたが何かと研究発表に事欠く次第、中央はもとより地方からの雑誌発刊の希望も多く会員からの積極的働きも重なって、本日ここに念願でもあった競書誌を発刊することにいたしました。
今年11月に入って創玄書道会会長・日展常務理事金子鷗亭先生より特に会の将来を深く厚い輪の和を持った会にと、創玄の玄と、輪の和を採って「玄和」と命名下さいました。
「玄」は字義に黒(青黒い色)書の持つ無限に広がる白の中の黒色を意味し、さらに天の色・輝きと記されております。
「和」は字義にやわらぐ、平和・おだやかとあり、平和にして温和・和会の意とされ、「玄和」とは心は玄同にしてお互い平等の精神から大きな輪に和を結び団結し、共に古典を中心とした新しい書の道程に白の中の黒を求め、更に自己の美を求め、生命力・性情・気品を深めた現代書の本道を玄和の心意といたしました。
私とてまだまだ未熟者でございますが、今後は出来得る限り中央の洗練された栄養素を吸収し、本部から地方へと太いパイプを通じ、本当の初学者から専門家まで学べる最良の誌といたしたく、編集部員共々頑張ってまいりたいと存じております。
新しい書誌「玄和」に何卒御協賛下さい。会員皆さんの研筆の誌であるよう努力いたします。昭和54年2月創刊で出発いたしますが何卒深い御理解と御批正御協力を賜りますよう切に御願い申し上げます。
「 玄 和 」 主 幹 明 石 春 浦